新聞に載りました
本日、熊本日日新聞 朝刊の読者の広場に投稿が掲載されました。
原文を紹介致します。新聞と読み比べてみてください。
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『高齢者にやさしい車を』
中川穣二 玉名市 高校教諭
75歳以上をもって高齢者とするという提言が出された。年金受給年齢を引き上げていくためとしか見えないが、少子高齢化の日本では、75歳までは生き生きと働くという選択は必要かも知れない。
しかし、高齢者の運転ミスによる事故が頻発している。75歳まで働けと言いながら、高齢者は早々に免許を返納せよという社会は矛盾があるし、いかにも冷たい。
高齢者の事故で最も多いのはアクセルとブレーキを踏み間違えることだ。今、どちらを踏んでいるのか、分からなくなるのだ。原因は明白なのだから、高齢者がミスを犯しにくい車作りを目指すべきではないだろうか。
例えばフロントパネルかダッシュボードの上に、ブレーキを踏んでいるとき点灯するランプをつけたらどうか。バックのために後ろを向いていて、ブレーキとアクセルが混乱することもあるだろうから、後ろを向いた状態で見える位置にもランプを設置したい。また、オートマチック車はアクセルを踏んでいなくてもスーッと前に進むクリープ現象がある。これも混乱する原因の一つだろう。アクセルを踏まなければ一切進まないような車にすべきである。
高齢化は誰もが必ず直面する問題だからこそ、他人事ではなく自分自身の問題として捉えたい。私は美術の授業でユニバーサルデザインに取り組んでいる。一人ひとりの創意工夫によって、高齢者にもやさしい社会作りができると信じている。
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