タオル・インパルス
「突き」とは「突き抜けること」と信じていたが、信念が揺らぐようなことがいくつもあり、改めて突きとは何かを追求することになってしまった。
揺らいだのは
1 槍術において、「突くより引く」ことの方が大事だという記述をみつけたこと
2 極真系の突きは「押し込む」ものである。物理のエネルギー保存則の実験で使う振り子を見て、すべてのエネルギーが対象に伝われば、押し込まなくても、衝撃が貫通するのではないかと考えたこと
3 ムチは最後に「引く」ことによって、衝撃波となること
などだ。他にもたくさんある。
筋肉を使わずに相手を倒すことを模索している中で、ここにたどり着いたのだ。
少なくとも「突き」と「打ち」は絶対に違う。極真系空手を学ぶ方で、この事に気づいている方はどれくらいいるだろうか。
「打ち」は、引くことによって強烈なスナップがかかり、衝撃波が相手に伝わるのだ。
俺は「突き」はこのパンチがあたる瞬間に、前への推進力が拳に乗ったものではないかと考えた。これはまた、別に論じたい。
引くことによって衝撃波が発生する練習として、タオルの音を鳴らすことを考えた。
これは少林寺拳法の師範がされているのを参考にさせていただいた。
「タオルには筋肉がない」
これがすべてだ。
どのようにタオルを操作するかだけを考えるのだ。
同様に、身体をどのように操作するかを研究することによって、本当に誰でも出来る空手が実現すると信じている。
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