5人には5倍の愛情を

6月前半のある日の稽古を撮ってみた。

ああ、怒鳴ってばかり。反省。

全く集中できない子どもが映っている。

しかしこの子は、回を重ねるごとに、集中できる時間が延びてきている。

中学生になる頃には、俺の代わりに前に立って、子どもたちの指導をしているに違いない。

ひとりひとり、ぶつかっている壁、乗り越えるべき壁が違う。

当たり前だ。ひとりひとり、違う人間なのだから。

しかし、全員を一斉指導しようとしたとき、その一人ひとりを大事にしていない俺がいる。

生徒が5人になったら、俺の愛情が1人分が「5分の1」になってしまっているのではないか。もし100人いたら、「100分の1」になってしまうのではないか。

これは生徒ではなく、指導者である俺が超えるべき壁なのだ。

5人いたら、5倍の愛情を俺自身がもてなくてはいけないのだ。

100人になったら100倍。1万人いたら、1万倍なのだ。

俺自身が大きく、愛情深くならなければいけないのだ。

きっと神様は、そのような無限の愛情を持った存在なのだろう。

いや、愛そのものを神様というのかもしれない。

ならば、俺の中には、神様はいるだろうか。

厳しく叱るとき、無限の愛情を持って、叱っているだろうか。

これは、俺の壁なのだ。


ちなみにこの日、この稽古の様子を、メッセンジャーのビデオ電話機能を使って、兵庫県の方に生中継した。その方はスマホを見ながら、一緒に稽古された。兵庫で。

世界中に、侍円侭流空手を広めようと考えている俺は、今回の生中継に大きな光を見た。

ちまたでいう「ライブ配信」がどのようなものか、まったく知らなかったのだが、この生中継をみんなが同時に見られるようにするのが、ライブ配信なのだ。

現在の稽古は、まだ特殊なものではないが、いずれ俺だけがやっている特別なセオリーを取り入れていきたい。世界中の方が見てくれると嬉しい。

兵庫の方には「あたなが兵庫県支部長です」と言ってしまいました。笑

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