生きた証を残す~デモカー~

去年からひどかったのだが、この4月からまったく仕事が出来なくなった。パソコンを開くことさえ出来なかった。限界を超えているという自覚があった。しかし、以前のように気分的な落ち込みは全くない。俺は2回、副校長に現状を相談したあと、思い切って精神科に行った。

症状を詳細にペーパーにまとめたものを、医師に読んでもらった。医師は頭を抱えられた。

一般的には、仕事が上手くいかない人が、このような症状になるというのだ。俺は質の高い仕事をバリバリやれる人間だという自覚もある。俺には簡単に病名、診断名をつけられないと言われた。すでに三回受診したが、職場提出用に書いていただいた診断書には「統合失調症(疑い)」と書いてあった。

意外だった。しかし、統合失調症について調べてみると、該当する箇所がいくつもあった。最終的な診断名はまだまだ先だろうが、俺にとって深刻なことがひとつあった。

それは、「生きている実感がない」ことだ。そう医師に告げると「離人症ですね。それは、相当つらかったでしょう。」と言われた。

「離人症とは、病名ですか?」

「いや、症状です。魂が飛んだ状態のことです。」


全くその通り。俺は常に魂が飛んだ状態だった。車を運転していても、どこを走っているか分からない。今日の昼に食べたご飯が分からない。つまり、今生きているかどうかが、わからないのだ。

これは深刻だった。そこで、生きた証拠を残していこうと、絵を描いたりしていた。今回は、空手のデモカーを制作してみた。

我ながら、かっこいいものが出来た。これに、ホームページのアドレスを追加する。

車に乗る度に、「ああ俺がこれを描いたんだよなあ」と思うことが出来る。

「作業療法」という言葉がある。

作業には傷んだ精神を癒やす効果がある。

心を病んでいる方にはぜひ、絵を描いて欲しい。

熊本、玉名、荒尾など、お近くの方なら、絵の描き方を「やさしく」指導致します。

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